トルセン TYPE-Bをばらす

トルセン TYPE-Bをばらす


・この前、NA8のファイナル交換&LSD取り付けで余ってしまったNA8のシリーズ2以降に純正採用されている
 トルセンType-Bを貰ったのでばらしてみた。



バラス

・先ずはケースAをケースBから外した。きちゃない・・・・・。
 デフキャリアをばらした時に、余りにも中身が汚かったので有る程度は予想していたが、すげぇ汚い。
 オイル交換余りして無かった模様。

 カーボン、スラッジで汚れまくり。

 そうは言っても、ピニオンギヤ?ヘリカルギヤ?がスラスト力でケースAと摺動する部分はオイル焼けは無いので、簡単に
 スラッジは落とせそう。
 
まっくろ
 拡大すると・・・・・  サンギヤ⇔ケースA間のワッシャーは綺麗に摺動跡が認められる。但し、油溝はスラッジで埋まり気味。  潤滑状況は余り良いとは言えない様だ。
まっくろだよ
 今度はケースBからサンギヤとピニンオンギヤを外し、ケースBの端面とピニオンギヤ歯先が摺動するケースBのポケット部  を見てみる。ピンボケだけど、スラッジが有る意外は綺麗。
まっくろだよ
 並べてみた。つまらないぐらいに異常なし。チッ!
まっくろだよ
 本当であればワッシャーの溝部分を電子顕微鏡とかで表面性状を調査してみたかった。  もっと言うと、寸法測定etc...も  なんか仕事の延長になりそうなのでココまでとする。
まっくろだよ

洗浄してみる ・ばらしたついでに、中身をしっかり洗浄して、誰か友達が使う場合に備える。  居ないか(笑)。    居たとしてもスーパーLSDを勧めようかな(大笑)
こんな感じ
 ピニオンギヤのヘリカルギヤ端面(ケースのポケットとの摺動部)を見てみる。  うーん至って問題ない。光っている部分はポーラス層がはがれただけっぽく、表面硬度は充分保たれて良そう。  爪で引っ掛かる感じ無し。
こんな感じ
こんな感じ
 仕事上で見ることの有る某社の製品試験終了品はもっとひどかった記憶が有るんですが、やはり評価自体は  かなり厳しいだろうな。普通に使っている分には先ず問題は無いんでしょうね。  上がサンギヤ⇔ケース端面間のワッシャー。  下がサンギヤ間のワッシャー。  なんも問題なさそう。
こんな感じ
 ポケット部分も綺麗なもんだ
こんな感じ
こんな感じ
 ワッシャーなんかまだまだ使えそう、寸法から追って見たいものです。
こんな感じ

組み立てる ・画像無し・・・  組み立てながら、画像を取る事は出来なかった。あと一本手が欲しい!  初めてだったのでちょっと難儀したが、ラインで組み立てられる工程を想像しながら組み立てたら出来た。  でも、ギヤの方向性間違っていたら笑っちゃいますが。まっ、気にしない♪
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